「電車に乗っていたはずなのに知らない駅に着いていた…」
「見たことない夢の中で、次々とみんなが…」
「駅名が読めず、周囲は真っ暗…」
2000年代初頭、日本最大の匿名掲示板「2ちゃんねる」で投稿され、ネットを震撼させた都市伝説がある。
きさらぎ駅、猿夢、やみ駅…この3つの話は、それぞれに異界や夢といった形で、人間が踏み込むべきではない領域と繋がってしまう恐怖を描いている。
今回は、 迷い込んだら戻れない!?2ちゃんねるで囁かれている呪われた話3選!紹介しよう。
きさらぎ駅 帰れなくなった女性の実況中継
2004年に、はすみという名の女性が「身の回りで変なことが起きてるんだけど」というスレッドを立ち上げたのが始まりだ。
はすみは静岡県の実在する電車に乗っていたが「きさらぎ駅」という聞いたことがない駅に降りてしまう。
電車は止まらず、乗っていたはずの他の乗客も姿を消し、スマホも繋がりにくくなる。
書き込みはリアルタイムで進み、謎の男「きー君」との遭遇や「駅を出て山に向かう」という最後の書き込みをして、はすみは消えてしまった。
現在でも“異世界転移”の代表格語り継がれ、YouTubeやTikTok、ホラー系アプリでも定番化されている。
この話を知る界隈では「はすみの正体は創作ではなく、実在の事件では?」という噂が立っているという…。

きさらぎ駅は映画にもなったし、PCゲームにもなったよね!
猿夢 夢の中で子供たちが…
「夢の話なんだけど…」という一言で始まった書き込みは、ある種の“異常な夢”の解説だった。
書き手が見た夢では、以下のような夢だった。
駅構内で、猿のお面をかぶった車掌が現れたんだ。
乗っていた子供たちが、次々とミンチなどの方法で惨殺していく夢なんだけどさ…。
次は自分の番って時に目が覚めたんだけど、怖いよね…。
夢だと思っていたが、目が覚めた後に周囲にも変化が起きていた…という後日談も添えられていて、多くの読者に「見ることで呪われる」という印象を残した。
猿夢は創作と断定されながら「夢から始まる実害」を描いたことで、いまだに根強い人気と恐怖感を持ったスレッドの一つになったのだ!



なんか一番見たくない夢だワン…
やみ駅 闇に飲み込まれる無限ループ
「やみ駅」の物語はやや後発ながら、きさらぎ駅の派生のような形で登場!
やみ駅も“知らない駅にたどり着く”系だ。
特筆すべきは「駅名すら読めない」や「改札もない」など、ホラー色が強調されている。
暗闇の向こう側に何かいる駅、駅に戻ると同じ場所に出るなど、ループ構造の恐怖が語られ「出れない異界」として恐怖を濃厚に描いている。



やみ駅は初めて聞いたな…



迷い込んだら抜け出せないのは怖いワン!
いかがだっただろうか
今回は、 迷い込んだら戻れない!?2ちゃんねるで囁かれている呪われた都市伝説3選!について紹介した。
きさらぎ駅、猿夢、やみ駅に共通するのは「境界を越えてしまった人間が帰れない」というものだ。
電車・夢・駅という日常的なモチーフは、ある瞬間から“異世界”に繋がってしまうという恐怖は、誰にでも起こりうる気がする。
現在でも、きさらぎ駅はGoogleマップで実在するとだまされることがあり、猿夢ややみ駅はホラーゲームや創作の題材に欠かせない!
皆さんも、電車に乗る時や夢を見る際は、ご注意願いたい…。
それでは次回のお話で会おう。