K-POPや韓流ドラマの印象が強い韓国。
でもその裏側には、ひっそりと語り継がれる「都市の怪談」が存在する。
学校やスマホ、エレベーター…全て“あの世”と繋がっているかもしれない。
今回は、【実話】韓国発!日常に潜むゾッとする怪談5選…あなたの隣にも“何か”がいる?を紹介する。
ヨンセ大生の幽霊
「先輩…ここを教えてください…」
延世大学校に通っていた僕は、卒論制作の追い込みで夜遅くまで大学にいることが多くなったんだよね…。
気がついたら深夜2時、誰もいないはずの個室で、背後から誰かの声が聞こえてきたんだ。
振り返っても誰もいない…その次の日もずっと同じ声が繰り返し聞こえてくる…。
「先輩…難しくて…どうしても卒業したいんです…」
数日後、ふと研究室の壁にある卒業アルバムの一覧写真に目を向けると、知らない顔が一つだけ増えていた。
僕に声をかけてきた声の主に、そっくりの顔が…。
ふと「卒業したかったんだろうな…」と何故か思ってしまったんだ。

何らかの形で大学に来れなくなって、卒業できなかった幽霊なのかな…?
カカオトークから1通の招待
高校の同級生のジウンが、先日事故で亡くなって葬式も全部参加してきた。
ある夜、スマホにカカオトークの通知が届いたのだ。
ジウンさんがあなたをグループチャットに招待しました。
この通知を見て絶句した…ジウンはもうこの世にいないんだもん…。
誰かのイタズラだろうと思って確認したが、私しかそのグループにいなかった。
確認した直後、ポンポンっとメッセージが送られてきた。
- ねえ…まだここにいるよ…
- 今そっちに向かっているんだ…
- 開けて…
インターホンが鳴ったのは、このメッセージを確認したすぐ。
覗き穴から覗いても、誰もいなかった…。
あの日以降、誰にもそのグループチャットを見せていない…だって、今でもジウンからメッセージが来るから。



ジウンさんはまだこの世に未練があるんだね。
ゼロ階に光るエレベーター
ソウル郊外のマンションに引っ越したばかりの頃のお話。
夜遅くに買い物から帰ってきた私は、エレベーターに乗った。
私の部屋があるのは4階なので、4ボタンを押したはずなのに“0”と表示が出ている。
疲れていたので「そんな階あったっけ…?」と思った瞬間、ポーンっと音が鳴り扉が開いた。
そこには、照明のないコンクリートの空間が広がっていた。
目が慣れてきたのでエレベーターから出ずに、奥をずっと見ていると白い服を着た女性が立っている。
私をじっと見ている…すると、だんだん私に近づいてきた!
慌てて「閉」ボタンを連打して、扉の前スレスレで閉まったので助かった…んだと思う。
翌日、管理人さんにあったから声かけたんだ!
「昨日0階でエレベーターが止まったんですよー…」
でも管理人さんはこう答えた。
え?うちには0階なんてないけどなぁ…地下もないよ。
現在は、夜にエレベーターに乗ることがトラウマになってしまった。
私は引っ越したが、今でも“0階”はどこかに繋がっているのかもしれない…。



0階ってレイカイと読んで…霊界を意味してるのかもしれないワン!



言われてみれば確かに!
開けては行けないクローゼットの目
仕事の関係で、俺は一時的にワンルームを借りた。
布団に横になって気づいてしまった…閉めたはずのクローゼットの扉が開いている。
閉めても閉めても、寝てる間に開いているんだ!
流石に不気味で、ガムテープを貼って固定して布団に横になった…はず。
朝起きると、クローゼットの扉は開いていて、テープはちぎれていた。
おそるおそる中を覗いてみると、衣類の隙間からこちらを見てくる“目”が見えたのだ。
それ以来、クローゼットの中のものには手をつけていないし、クローゼットも開けてない。
洗った服は全部乾かして…段ボールの中に入れてある。
それでも思い出す…あの血走った目を…。



僕の家にもあるから、家に帰って寝るのが怖いよ…
地下鉄の白い女
午前1時過ぎ、ソウル地下鉄の終電に乗車して帰宅する時のお話。
車内は流石にガラガラだったが、私の正面に白いワンピースを着た女が一人座っていた。
女は静かに俯いて、全く動かない…。
何駅過ぎても、どこに着いても、女は動かない…ただ膝に手を置いて、じっと俯いているだけ。
終点が近づいた時、突然車内放送が鳴り響いた。
お客様、その方の隣には…決して座らないでください
車内放送が終わると、女がこちらを見た!
白目がない黒目に、血を塗ったような口紅をつけていて、にやりと私を見ていた…。
私が降りる駅は終点だったが怖くなり、止まった駅ですぐに降りてしまった。
無我夢中になって走り抜けたが、あの車両の扉が閉まる寸前…女は立ち上がっていて私に手を振っていた…。



自分にしか聞こえてないアナウンスって本当に怖い…
いかがだっただろうか
今回は、【実話】韓国発!日常に潜むゾッとする怪談5選…あなたの隣にも“何か”がいる?を紹介した。
韓国がどれだけ便利な国になったとしても、人の記憶や執着、怨念は静かに息づいている。
スマホ、電車、エレベーター、部屋の中…当たり前の場所に潜む、怪異。
それこそが、現代の“最もリアルな怪談”なのかもしれない…。
それでは次回のお話で会おう。