イースター(復活祭)は本来、キリストの復活を祝う春の祭典で、ヨーロッパではキリスト教以前の土着信仰と結びついている。
春=再生・繁栄の象徴として、うさぎや卵が使われてきたのである!
その春の象徴であるうさぎにまつわる、恐ろしい裏伝説が存在する…。
今回は、かわいいだけじゃない!?イースターの裏に隠された黒うさぎの呪いとは!?について紹介しよう。
黒うさぎの伝説とは?
19世紀後半のドイツのバイエルン地方で始まったとされる。
ある年のイースターの直前、村の子供達の失踪事件が相次いだ。
目撃情報はほとんどなかったが、一つだけ共通していたのは「黒いうさぎの着ぐるみを着た男を見た」ということ。
イースターということもあり仮装なのかな?と思っていたのだが、失踪した子たちが戻ってこないことから事件化したのだった!
ある夜、森の奥にぽつんと建つ小屋から子供の悲鳴のようなものが聞こえたのだという。
悲鳴を聞いた村人が駆けつけると、小屋はもぬけの殻…床には何枚ものイースターエッグの殻と、黒うさぎの毛が散乱していた。

何があったんだろうか…



本物の黒うさぎの毛なのかな…?
黒うさぎの正体
その後も数年おきに、別の町や村で同様の「黒いうさぎ目撃」と「子どもの失踪」が報告されている。
多くのオカルト研究家はこれを
単なる都市伝説ではなく、何らかの儀式的連続事件の痕跡ではないか
と話している。
中にはこんな説もある。
- 黒いうさぎは復活祭の生贄を求める古代の異教神の使い
- 黒うさぎを見た子どもは「選ばれし犠牲者」とされ、命を奪われる
- うさぎの着ぐるみの中には、すでに人間ではない者が入っている
いちばん濃厚なのは「うさぎの着ぐるみの中には、すでに人間ではない者が入っている」説なのではないか?と言われている。
幽霊なのか魔物なのかは定かではないが、もうこの世のものではなく死神のようなものなのではないかと個人的に思う。



死神が子供達を連れていっているのかな?
現代に伝わる黒いうさぎの呪い
信じがたいかもしれないが、この黒いうさぎの話は今でも欧州の田舎町では語り継がれている怪談。
イースター前になると「夜遅くに卵を探しに出てはいけない」とは「黒いうさぎの仮装は禁止」という警告が出る州もあるんだとか…。
さらに2007年にフランスのある村で起きた未解決の子ども失踪事件では、目撃者の1人が
黒いコートと耳付きのフードを被った人物をみた
と証言があり「あれは黒うさぎじゃないのか?」と噂された。



黒いコートはみんな着てるけど耳がついてたら警戒してしまうワン!
そして、以下に噂されることを紹介しよう。
- 黒うさぎを見た翌日に家の前に、黒い卵が置かれていた
- その家の子供が行方不明に…
- 黒いうさぎに追いかけられた少年が失踪し、数年後に森の中で白骨化した遺体で発見された
- イースターの日、黒いうさぎの幻覚を見た人は精神を病む
少年の噂は、2008年に実際に起きた事件なので、余計噂になっているのではないのだろうか?
この話の本当の怖さは、イースターという平和で明るい行事の裏に潜む闇にある。
春の喜びが一転して、失踪や呪いに代わってしまうのだろう。
そのギャップこそが、この伝説を不気味なものにしているのではないだろうか?
これは噂なので信憑性はないが、みんなの元にももしかしたらくるかもしれない…。
いかがだっただろうか
今回は、かわいいだけじゃない!?イースターの裏に隠された黒うさぎの呪いとは!?について紹介した。
皆さんが思い浮かべているイースターは明るいイースターなのだろう。
それとは裏腹に、闇に紛れたイースターも存在するのだ。
子どものみを狙う黒うさぎや白骨化した遺体も数々の噂…。
もしかしたら欧州にとどまらず、日本にもやってくるかもしれない。
2025年のイースターは4月20日なので、黒うさぎの格好をした人には注意することをおすすめする。
それでは次回のお話で会おう。