韓国のソウルの一角に、人々が意図的に見て見ぬ振りをする場所がある。
それが麻谷洞の廃アパート群で、かつては人々の生活の場だった建物は、今や時間が止まったかのような静寂なのだ。
今回は【韓国に封印された廃墟】ソウルにある麻谷洞の廃アパートに隠された都市伝説と心霊現象の真実とは?について紹介しよう。
麻谷洞アパートの起源
麻谷洞はもともと、1970年代〜80年代にかけて整備された住宅街だった。
ソウル市が拡大する中で、ファミリー世帯向けに建てられた中層住宅アパートが立ち並び、地域住民の拠点となっていた。
しかし2000年代、ソウル市が打ち出した都市再開発により、周辺の建物は次々に取り壊されることになる。
近代的なマンションや商業施設に生まれ変わっていくのだ…。
そんな中この廃墟アパートだけが、何故か再開発計画から外されてそのまま放置されているのが現状なのだ。

表向きは「地権問題」や「予算の都合」とされているワン!



地元の人々の間では別の理由が囁かれていたんだって…
囁かれる呪いの噂の不可解な事件の数々とは?
このアパートでは、数々の不審死や事故が繰り返されたと伝えられている。
以下にまとめたので見て行こう!
- 1989年:4階の一室で若い女性が首を吊っていた状態で亡くなっていた
- 1994年:9歳の少年が団地の屋上から転落して亡くなった
- 1997年:配管修理中の作業員が、背後から“何か”に押されるようにして転落して亡くなった
- 2004年:夜中、閉鎖されていたはずの空き家から火の手が上がり、消防隊が出動
1989年の事件は、遺書もなく誰にも亡くなる前に相談されていないのが不自然なのだ。
9歳の少年の遺族は「息子が自ら飛び降りるはずがない!」と語っているのだとか…。
これらの事件が続いたことで「この場所には何かが棲んでいる」と言われている。



アパートの主は大家じゃなくて幽霊ってこと…?
心霊現象を目撃した人々の証言
麻谷洞の廃アパートにまつわる怪談は多いが、実際に現地に訪れた者たちからも多くの証言が寄せられている。
- 誰かが見ていた気がした
- 大学生のグループが肝試しに訪れた際に、4階の部屋を撮影していたところ、窓際に女性の顔がはっきり映っていたという。実際はその部屋は誰もおらず、窓に人が立つことは不可能なのだという。
- エレベーターが勝手につく
- 取り壊しが始まる前の調査中、関係者が建物内を歩いていたところ、完全に止まっていたはずのエレベーターが勝手に1階から上がってきた。作動した時の記録はないという。
- 子供の声が聞こえる
- 建物の奥の方から、はっきりとした「子供の笑い声」や「泣き声」などが聞こえたという。もちろん、その時間帯に子供などは周囲にはいない。
エレベーターの誤作動はよく聞く話ではあるが、単に誤作動だけでは済まない何かが起こったのかなと個人的に思う。



夜中に子供の声が聞こえたら怖すぎる…
なぜこの場所は放置され続けているのか?
市の開発プランでは、すでにこの区域に整備対象に含まれていた。
だが、複数の建築業者が着手後に撤退を申し出た業者が多いというのだ。
理由は明かされていないのだが「作業員が体調不良を訴えた」や「機械が動かなくなった」などの訴えがあった…。
関係者の中では「この土地そのものが解体を拒んでいる」と話す人もいるんだとか!



この建物が建っていないといけない理由でもあるのかな?



建物のおかげで封印されているとかあるのかもね。
いかがだっただろうか
今回は、【韓国に封印された廃墟】ソウルにある麻谷洞の廃アパートに隠された都市伝説と心霊現象の真実とは?について紹介した。
麻谷洞の廃アパートは、廃墟でありながら「都市の闇を内包し続ける生きた空間」なのだ。
再開発が進んでも、この場所だけは住民の住んでいた記憶が残ったまま、そこに存在しているのではないか?
都市伝説、心霊現象、そして現実の不幸な事故が交差するこの廃墟に、真実はあるのだろうか…。
あるいは、知ろうとするものを拒む“見えない力”が働いているのかもしれない。
それでは次回のお話で会おう。