三重県にある湯の山温泉は、静かで風情あるこの観光地の片隅に、今もなお人々の恐怖心を刺激し続ける異形の廃旅館が存在する。
遠目には年季の入った木造の建物だが、近づくにつれて分かるその異様さ…!
入り組んだ構造、崩れかけた外壁、そして覗き込む窓の奥に潜む“何か”…。
「一度足を踏み入れたら、元には戻れない」そう語る者も多い、東海地方随一の心霊廃墟なのだ。
今回は、杉屋旅館の呪われた迷宮…元禄から続く幽霊宿の真相に迫る!を紹介する。
杉屋旅館の歴史
杉屋旅館は、文献によれば元禄時代(1688年〜1704年)にはすでに存在していたとされる老舗中の老舗!
湯の山温泉の歴史とともに生きた旅館で、かつては多くの旅人を癒してきた名宿だった。
戦時中には療養所や軍関係者の休憩地として使われてきたという記録も一部残る。
ただし、公式記録は乏しいため、現在はその多くが“噂”として語られているのだ!

元禄から多くの人を癒してきた温泉が、どうして廃墟に…?
高度経済成長期以降、温泉街の衰退と共に客足は遠のいてしまい、やがて廃業。
放置されたまま、建物は朽ち果てていくことになった…。
多くのYouTuberが語る“攻略ルート”とは?
多くの心霊系YouTuberから「入ったら終わり」と言われ、恐れられている廃墟化した杉屋旅館。
複雑な構造となった杉屋旅館の攻略ルート、気になる方もいるのではないか。
噂の入り組んだ構造や“幽霊と遭遇しやすい部屋”を元に、YouTuberが行ったルートを再構築してみた!



一緒に考えながら見ていくワンッ
エントランス〜迷宮へ
入り口から入った後、左側の木製階段を登るのが定番ルートのスタート地点。
多くのYouTuberたちはここを「冷気ゾーン」と呼び、初めて怖さを味わう場所だというのだ。
2階でL字に曲がる細い廊下へ突入!
ここから建物全体が「迷宮」のように複雑に分岐している。
どこから来たのか分からなくなる状態を意図的に体験させる構造になっている!



L字の廊下って想像つかないな…。
“お経の部屋”と“鬼の部屋”での遭遇率アップ!
複数のYouTube動画では「お経の部屋」と呼ばれる壁に経文が見られる畳部屋での恐怖演出がある。
ここに入ると急激な温度変化や息苦しさを感じやすいと言われているのだ。



壁にお経が書いてあるのは流石に怖すぎる…
続いて「鬼の部屋」と呼ばれる部屋は、鬼面が飾られているのが特徴!
強烈な気配や視線を感じたという証言が複数あり、この順序を押さえた探索が※定石とのこと。
※定石:元々囲碁において使われていた言葉だったが、やがて一般的に使われるようになった。
「物事を遂行するときの、決まった手順」や「セオリー」といった意味がある。
最奥部の仏壇のある部屋で心霊遭遇!?
杉屋旅館に訪れるYouTuberたちが最も“出やすい”と語るのが、建物の最深部にある巨大仏間の部屋。
この場所では物音、気配、カメラのノイズ、反転像の出現などが集中するポイント!
実況系動画でも巨大仏間の部屋で、リアクションかピークに達するのだ。



杉屋旅館に行った心霊系YouTuberたちを尊敬するワン…



絶対怖いのが文章から伝わるもんね!
帰還ルートと後日談
入ってきた階段とは異なる帰還ルートを選ぶのが、攻略者の流儀とも言える。
階段が壊れていれば、別の分岐から降りる“出口ルート”を使い、出口を探る恐怖心を最大化してしまう。
多くのYouTuberの録音には、帰り際にカメラが突然止まる、スイッチが異常反応を示すなどの機材トラブルも…。
攻略ルートまとめ
上記で紹介した攻略ルートを、以下にまとめてみた!
- 入り口→左階段→2階L字廊下へ
- お経の部屋を探索!
- 鬼の部屋で気配チェック!
- 最深部の巨大仏壇の部屋で幽霊と遭遇を狙う
- 帰りは別ルート(分岐階段)で脱出
上記のルートはあくまで多くの心霊系YouTuberが体験した“再現性の高い攻略ルート”を元にしているもので、成果は保証しない。
杉屋旅館は未設備の私有地または廃墟であり、崩壊・火災・不法侵入による法的リスクが常に伴う。
肝試し形式で挑戦を考えている方は、映像・情報収集にとどめておくことを強く推奨する…。



多くのYouTuberは許可を得ている可能性があるので不法侵入はしないようにワン!
いかがだっただろうか
今回は、杉屋旅館の呪われた迷宮…元禄から続く幽霊宿の真相に迫る!について紹介した。
杉屋旅館は、構造が肝試しを演出する「リアル迷宮」の廃旅館だと個人的に思う。
多くの心霊系YouTuberが多用する攻略ルートは、最も感覚を刺激しやすい手順で心霊体験を構成している。
しかしその一方で、その構造が故に迷いやすく、帰り道さえ恐れるほどの場所…。
未実体験の方は、ぜひ心霊系YouTuberの動画や記事で“探索気分”を味わってはいかがだろうか?
それでは次回のお話で会おう。