宮崎県の山深くに、ひっそりと息をひそめる寒川集落。
400年以上の歴史を持ちながら、1989年に“宮崎県初の集団離村”として幕を閉じた。
今や「日本有数の心霊廃村」として知られ、YouTuberや探訪者を惹きつけ続けているのだ。
本記事では寒川集落の過去・心霊、そして現在の状況を詳しく解説する!
今回は、【宮崎県の廃村】もう誰も住んでいないのに…寒川集落で今も語られる恐怖の声と影とは!?を紹介しよう。
寒川集落の歴史
寒川集落の創建は江戸時代初期。
1597年に「寒川天神社」が創建され以降、この地に人々が住み着いてきた。
明治〜昭和にかけて、林業や農業で生計を立てていたと言われている。
最盛期には50世帯以上で約200人以上が居住し、寒川小中学校での神楽や祭りも盛んに行われていたという!

1978年に全学校が閉校して以降、高齢化が進んだんだって…
1989年に、住民が自治体と協議し“集団移転”を決定する!
宮崎県内で初めての事例となり、寒川村は無人村になったのだった。
寒川集落で語り継がれる老婆の霊とは?
寒川集落では、多くの心霊現象が噂されているものをまとめてみたので見ていこう!
- 老婆の霊
- 廃屋や旧寒川小中学校周辺で“杖をついた老婆の霊が現れる”と言われている。
誰もいないはずの廊下や窓辺に影のように現れる姿が確認されているのだ。
- 廃屋や旧寒川小中学校周辺で“杖をついた老婆の霊が現れる”と言われている。
- 「帰りなさい」の声
- 訪れた者が背後から「帰りなさい…」という囁き声を聞くと言う体験談も…。
特に廃屋の縁側付近では、声と共に身体が重くなると訴える人もいるんだという。
- 訪れた者が背後から「帰りなさい…」という囁き声を聞くと言う体験談も…。
- 異常な静寂と空気の重さ
- 村存在が“音を吸い込んでいるような”静けさで満ち、空気があきらかに重い。
- 村存在が“音を吸い込んでいるような”静けさで満ち、空気があきらかに重い。
声の主は確認できず、ただ背中の後ろから女の声で囁かれるという。
声を聞いた直後、足が重くなる・頭痛やめまいに襲われるといった体調不良も…
とくに廃屋の縁側や仏壇のある部屋周辺で体験する人が多いのだとか!



この老婆の霊がすごいんだよね!
YouTuberによる探索が増加している?
長らく忘れ去られていた寒川集落が、再び注目を集めるきっかけとなったのは、心霊系YouTuberの動画投稿だった。
かつての住民が離れた今、荒れ果てた廃村に足を踏み入れるのは、もはや探検家ではなく“動画クリエイター”たちだと言える。
以下に、再注目の火付け役となったYouTuberたちを紹介しよう!
ダラシメン
体験型の心霊検証で人気を集めるYouTuber「ダラシメン」は、寒川集落での探索を敢行。
廃屋を歩く中で
- 何かに見られているような圧迫感
- 誰もいないはずの屋内から声がした
など、現場での異常体験をリアルな語り口で届けているのだ。
また、映像では霊感体質の同行者が突然体調不良を訴える場面も映し出されている…。
視聴者からは「ガチでやばい場所」「音の無さが逆に怖い」といった反応がコメントで多くの意見が寄せられていた!
後編もあるので、ぜひ見てほしい…。



後編ではかなり怖いことが起きるワン!
ゾゾゾ
心霊スポット検証チャンネルとして人気を誇る「ゾゾゾ」も寒川を訪れている。
よりドキュメンタリー寄りのアプローチでその“異様な空気”を伝えているのだ…。
ゾゾゾの動画では、旧寒川小中学校跡地付近で「帰れ」と囁く声が収録されたシーンがあり、大きな話題に!
ゾゾゾ独自の冷静な語り口と確かな映像編集により、エンタメ性とリアリティを両立させたコンテンツ…。
多くの心霊マニアに寒川の名を印象付けることになった動画だと個人的に思う。



ダラシメンもゾゾゾも有名な心霊系YouTuberだからおすすめ!
なぜ寒川集落が最も怖い廃村と恐れられているのか?
寒川集落は、全国の廃村の中で最も怖いとX (旧Twitter)でも語られている。
そこで「寒川集落はなぜここまで恐れられているのか?」と疑問が出てきてしまうと思う。
寒川集落の歴史や、多くのYouTuberの動画を見て、以下に考察をしてみた。
廃村になった | 現在も地元民が0人。生活痕は生々しく残っている |
---|---|
文化と信仰の消失 | 神楽や神社などの信仰の場が荒廃している |
心霊現象の多さ | 老婆の霊、声、冷気などを体験した人の話 |
アクセス性 | 崩壊した建物が、行ってはいけない感を強める |
管理する人が誰もいなくなってしまったら、荒廃して祀っている神様もいなくなってしまうだろう。
日本では「神がいなくなると霊が悪さをしてしまう」と言われるところがあるので、もしかしたらそうなのかもしれない…。
そして寒川集落は、歴史や文化的にも貴重な場所だが、以下の注意点が必要!
- 崩壊した家屋・階段などによる転落事故のリスク
- 野生動物との遭遇
- スマホ圏外で救助困難な立地になっている
- 法的には未だに私有地の可能性があるため不法侵入になるケースがある
野生動物は、狂犬病を持っている可能性があるので、噛まれないように注意しよう!
いかがだっただろうか
今回は、【宮崎県の廃村】もう誰も住んでいないのに…寒川集落で今も語られる恐怖の声と1人の老婆の正体とは!?について紹介した。
寒川集落は、単なる心霊スポットではない。
400年の暮らしの記録、地域文化、そして人の営みが色濃く残された「廃村という名の歴史遺産」だと個人的に思う。
しかし、そこに人の姿がなくなったとき…生活の跡は「恐怖」として、私たちの心に影を落とし始める…。
安易な訪問はやめて、YouTuberが投稿した動画を視聴するのをおすすめする!
それでは次回のお話で会おう。