岩手県八幡平市にある、深い山間に静かに佇むコンクリートの迷宮…。
かつて、東洋一の硫黄鉱山と称された松尾鉱山の跡地に残る、鉱山アパート群になる。
時代の栄華と衰退、そして人がいなくなった街に流れる空気は、まるで時代が止まったかのよう…。
そして今、単なる廃墟ではなく「心霊スポット」として知られる場所になっている。
今回は、松尾鉱山アパート群とは?岩手の巨大廃墟が心霊スポットと呼ばれる理由は?について紹介しよう!
松尾鉱山の歴史とは?
松尾鉱山は、明治時代から続く日本屈指の硫黄鉱山だった。
特に、戦後の1950年代には国家の復興とともに急速に発展し、最盛期には従業員約4,000人、家族を含め約15,000人が暮らしていた。
山奥に突然現れる“山上の都市”として、学校・病院・映画館・商店街などの生活インフラも整備され、まるで一つの独立した町だった。
その中心にあったのが、今も残る巨大な鉱山住宅群(通称:松尾アパート)で正式名称は緑ヶ丘団地なのだという。

1972年に鉱山が閉山して、一夜でゴーストタウンになったんだって!
松尾金鉱アパート群の心霊現象の噂とは!?
松尾鉱山アパート群は、その規模の大きさと静寂の異様さから、心霊スポットとして語られるように…。
主な噂と体験談を、以下にまとめたので見ていこう!
- 夜中にアパートの窓から人影が見えた
- 空き部屋から話し声や物音がする
- 探索中に急に空気が重くなり、寒くないのに吐息が白くなった
- カメラの不調や電子機器にノイズが走り、起動さえしなくなった
また、閉山によって金鉱労働者の自死や、アパート内の孤独死があったとも噂されていて「魂が今も彷徨っている」と語る人もいる。



見える人の話では、天井からぶら下がった元労働者が見えるんだって…
現在の松尾金鉱アパート群は?
現在、松尾金鉱アパート群は立入禁止区域になっているが、心霊スポットや廃墟ファンの間では聖地的存在になっている。
SNSやYouTubeでは「命の危機を感じた。絶対に1人では行くべきではない」など警告されることも…。
建物は著しく劣化していて、天井や床の崩落、野生動物の出没など危険が伴うため、無断侵入は厳禁なのだ!



八幡平市が観光目的で再活用しようって話も出てるみたいだワンッ



でも現状は未整備のままなんだって!
いかがだっただろうか
今回は、松尾鉱山アパート群とは?岩手の巨大廃墟が心霊スポットと呼ばれる理由は?について紹介した。
松尾金鉱アパート群は、日本の近代産業の栄枯盛衰をそのまま物語る廃墟…。
人々の生活の痕跡がそのまま残されたコンクリートの要塞には、歴史の重みと言葉にならない気配が確かに存在している。
「心霊スポット」として片付けられるには惜しい、日本の失われた昭和の街が、今も静かに山の中に眠っていると個人的に思う。
それでは次回のお話で会おう。