山間にひっそりと広がっていた異国情緒あふれる村。
そこは、ロシアの文化・建築・食が体験できる幻想的な観光施設だった。
しかし、ある日を境に人々の足は遠のき、村は音もなく封鎖された。
「新潟ロシア村」と呼ばれたこの場所に、いったい何が起きたのか?
今回は、ロシア文化の村が消えた日!新潟ロシア村の廃墟化と心霊の噂とは?について紹介しよう。
新潟ロシア村の誕生
1993年前後、新潟県阿賀野市にて「新潟ロシア村」はオープンした。
場所は五頭連峰のふもと、のどかな自然に囲まれた静かな山地…。
当時、日本とロシアとの交流を深めようという動きを見せていて、この村も文化・観光の懸け橋としての役割を担う目的で建てられたという。
村の敷地内には、以下のような施設が存在していた。
- ロシア正教会を模した礼堂
- ロシア風の木造建築
- 民族衣装や人形・民芸品の展示コーナー
- 本場の料理が楽しめるロシアレストラン
- 観光バスや修学旅行などの駐車場や宿泊施設
新潟ロシア村ができた際は、テレビや観光案内でも取り上げられ、多くの家族連れや文化好きの人が訪れたという。
当時は、かなり人気の施設になっていたというのだ!

修学旅行先が、こういう楽しそうなところなのは羨ましい!
新潟ロシア村の閉園と多くの謎
新潟ロシア村の開園から数年も経たないうちに、人が来なくなってしまうという事態が発生してしまう。
明確な閉園発表もなく、ある日突然施設は営業を停止し、スタッフも次々に辞めていったのだとか…。
新潟ロシア村の閉園理由については、次のような説が噂されている。
- 車での移動が必須のため、アクセスの悪さが原因なのではないか
- 集客できずに経営難になってしまったのではないか
- ロシアが題材のため、人気がなくなってしまったのではないか
- 施設内の安全性が足りなかったのではないか
こうしきのな閉園日は明らかにされていないが、2000年代初頭には実質的な封鎖状態に入ったとされている。



ネットで調べたら日時は出てくるけど、わからない人が多いみたいだね!
新潟ロシア村で噂される心霊現象と異国の残響
新潟ロシア村では、訪れた人が感じる「異様な静けさ」や「建物に残る視線のような感覚」についてネットでは散見されている。
- 夜になると礼拝堂の中から微かに歌声が聞こえる
- 廃墟となったレストラン内で、勝手に椅子が倒れる音がする
- 民芸品コーナーの人形が、向きを変えていた
上記の現象について公式な記録がないのだ。
廃墟×異文化の宗教的空間という特殊な条件が、訪れた人に強烈な違和感や不安感を与えることは事実なのではないか?と個人的に思う。



多くのYouTuberも訪れてるから、いろんな人の動画を見るのもいいかもね!
2025年時点の新潟ロシア村の現在とは?
現在、ロシア村の施設は立入禁止エリアとなっており、老朽化が著しく進行しているというのだ。
周囲は雑木林に覆われ、建物の多くは崩壊、もしくは撤去されているとされている。
なお、近隣住民によれば「ときおり好奇心で来る若者がいるが、すぐ帰っていく」とのこと…。
土地としての利用もされておらず、まるで“忘れられた空間”のような状態なのではないだろうか。



新潟ロシア村に何かがいるのかもしれないワン…!
いかがだっただろうか
今回は、ロシア文化の村が消えた日!最恐といわれる新潟ロシア村の廃墟化と3つの心霊の噂とは?について紹介した。
開園時期 | 1993年前後 |
---|---|
所在地 | 新潟県阿賀野市 |
主な施設 | ロシア正教風礼拝堂・レストラン・展示館など |
閉園時期 | 推定だが経営不振など |
心霊現象や噂 | 歌声が聞こえる・椅子が倒れる音がするなど |
現在の状況 | 廃墟化し、一部立ち入り禁止になっている |
かつて異国の文化を日本で体験できる夢のテーマパークとして誕生した「新潟ロシア村」。
しかしその理想は長く続かず、わずか数年で人々の記憶から姿を消してしまった。
今では廃墟と化し、心霊スポットとして語られることの方が多い。
なぜ閉園し、なぜ人々は足を遠ざけたのか…。
忘れ去られたロシアの村は、今も静かに時を止め続けているのだろうか。
それでは次回のお話で会おう。