フランス王を呪い、皇帝をも地獄へ引き摺り込んだ男。
そう呼ばれるのが、天王流騎士団最後の大団長であるジャック・ド・モレー。
14世紀初頭に、無罪の罪で火刑に処されたジャックが、炎に包まれながら放った言葉が、のちに現実に…。
王や皇帝に何があったのか、海外の怖い話が詳しく調べてきた!
今回は、テンプル騎士団の最期…ジャック・ド・モレーの呪い!?フランス王を滅ぼした炎の予言とは一体…について紹介しよう。
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テンプル騎士団とジャック・ド・モレーの悲劇
テンプル騎士団は、十字軍時代に聖地エルサレムを守るために結成された精鋭集団。
戦士でありながら金融業でも栄え、莫大な富と権力を持っていたのだ。
しかし、その財産に目をつけたフランス王のフィリップ4世は、教皇クレメンス5世と結託!
1307年に突如、騎士団員を異端として一斉逮捕してしまうのだ…。
モレーは拷問を受け、虚偽の自白をさせられ、1314年3月8日にセーヌ川のほとりで火刑に処された。
炎に包まれながらモレーは、こう叫んだという。
教皇よ、王よ!我が死から一年以内に、汝らも神の裁きを受けるであろう!
驚くべきことに、その言葉通り、クレメンス5世は1ヶ月後に病死…フィリップ4世もその年の秋に急死したのだ…。
ジャック・ド・モレーの呪いの伝承
フランスでは「テンプル騎士の呪い」として数百年に渡り語り継がれている。
フィリップ4世の子孫が次々に若死し、王家が根絶してから
モレーの呪いがブルボン王朝を蝕んだ!
と、今でも囁かれている。
パリ・ノートルダム大聖堂近くにある火刑台跡では、夜な夜な燃える騎士の影が現れるという噂も!
また、テンプル騎士団の秘密を調べようとした研究者が謎の死を遂げたという都市伝説も後を絶たない…。
いかがだっただろうか
今回は、テンプル騎士団の最期…ジャック・ド・モレーの呪い!?フランス王を滅ぼした炎の予言とは一体…について紹介した。
現在、モレーの処刑地跡には小さな記念碑が建てられ、観光地として訪れる人も多い。
映画やゲーム(アサシンクリードやダ・ヴィンチ・コードなど)にもモレーの名は頻繁に登場する。
裏切られた正義の象徴として、現代でも語り継がれている!
フランスでは今もなお、歴史ファンやオカルト研究家たちが「モレーの呪い」を語る時、必ずと言っていいほど、こう結ぶ。
正義を裏切った者は、必ず裁かれる…と。
それではまた次回のお話で会おう。

