みなさんは家が幽霊付きであることを、売主が買主に伝えるべきだと思うだろうか?
1991年にニューヨーク州で下された、スタンボブスキー対アックリー事件は、世界中の不動産業界に衝撃を与えた…。
本事件は単なる噂話ではなく、裁判所が判断した内容が話題になったというもの。
本記事では、どういう事件なのか・裁判所はどういう結果を下したのかを調べてきた!
今回は、ニューヨーク州を揺るがせたゴーストバスターズ判決!スタンボブスキー対アックリー事件の謎に迫る!について紹介する!
スタンボブスキー対アックリー事件とは?
1990年、アメリカ・ニューヨーク州ナイアックの一軒家を購入したジェフリー・スタンボブスキー氏。
引越し後に「この家は、有名な幽霊屋敷として町中に知られている」という衝撃の事実を知ることになる!
売主であるヘレン・アックリー夫人は、地元新聞やReader’s Digestなどで自宅に出る幽霊を堂々と語っている。
ナイアックに住んでいる住民なら誰もが知る、公認の幽霊屋敷だったのだ…。
しかし、アックリー夫人は購入したスタンボブスキー氏に、その情報を伝えていなかった。
スタンボブスキー氏はこれを問題視し、「心霊的な評判を知らずに買わされたのは不当だ!」と裁判をしたのが始まりなのだった。
リリー日本でいう心理的瑕疵の告知義務みたいなことなのかな?
裁判のポイントは?
裁判で注目されたのは、科学的に幽霊が存在するかどうかではない。
裁判所が重視したのは、以下の点になる。
- 売主が幽霊屋敷として有名にしていた事実を告げなかった
- その事実が物件価値に重大な影響を及ぼす可能性がある
そして、判決文には歴史的な一文が残ったのだ。
As matter of law, the house is haunted (法律の観点からすれば、その家は幽霊に取り憑かれている)
これはもちろん事実認定ではなく「売主が過去に公に語ったため、そのイメージが固定化されている」という意味ででの表現が、世界中で話題になったのだった…。



昔はネットで調べることができないから大変だっただろうな…。
スタンボブスキー対アックリー事件の結論は?
1990年から裁判を起こして、約1年後の1991年に終結したスタンボブスキー対アックリー事件。
裁判所が下した結果は、買主が契約を解除できるというものだっだ!
この珍しい判決が下った事件はのちに、スタンボブスキー対アックリー事件(通称:ゴーストバスターズ事件)と呼ばれる事件になった。
家に出るとされた幽霊は?
自宅に出る幽霊の紹介を、アックリー夫人はこう語っている。
- 階段を上り下りする幽霊
- ベッドを揺らす幽霊
- 若い兵士の姿をした幽霊
- 子供の霊が寝室をうろついている
アックリー夫人は「この家の幽霊はフレンドリーで、家族の一員みたい」と、メディアで語っていた。
ナイアック住民は家を心霊スポットとして把握していたため、誰も購入することがなかったという。
現在のナイアックの幽霊屋敷はどうなっている?
今も外観は残っており、民家として普通に使われている。
現在の住民は、心霊現象が出ていると主張はしていなく、価値はエリアの相場より高めで売買されることもあるという。
ハロウィン時期になると、観光客が家の前で見に来るというのだ!
アメリカの不動産業界では、心理的瑕疵物件のセミナーの教材として扱われる代表例として使われている。



つまり、この幽霊屋敷はむしろブランド化しているということだね!
いかがだっただろうか
今回は、ニューヨーク州を揺るがせたゴーストバスターズ判決!スタンボブスキー対アックリー事件の謎に迫る!について紹介した。
スタンボブスキー対アックリー事件は、心霊現象が不動産価値に影響しうるという点を裁判所が認めたレアすぎるケース!
この事件は、ゴーストバスターズ事件として広まり、今も世界の不動産法や心理的瑕疵物件の代表例として語られ続けている。
もしアメリカで家を購入する際は、不動産の担当の人に聞いてみるといいだろう。
それではまた次回のお話で会おう。


