海外では、企業や自治体が作った公式キャラクターが存在する。
SNSでの炎上やデザインの不気味さをきっかけに、怪談化してしまうことがあるのだ!
本来は子ども向けのマスコットや公共キャンペーンのキャラが、いつの間にか幽霊や悪夢などと語られている…。
本記事では、海外で実際に話題となった公式キャラが怪談へ変貌した事件を5つお届け!
今回は、実在の公式キャラが怪談化した5つの事件!可愛いはずが恐怖の象徴になる瞬間とは!?について紹介しよう。
海外で実際に怪談化した公式キャラ5選!
日本にも地方限定の公式キャラや、万博で愛されたキャラが多数存在する。
もちろん海外にも、人気のキャラがある。
今回は5ヶ国に存在するキャラが、どんな怪談が存在するのか調べてきた!
かいくん僕たちと詳しく見ていこう〜。
ロナルド・マクドナルド アメリカ
マクドナルドの世界的キャラクターの名前をご存知だろうか?
名前は、ロナルド・マクドナルド。
もともとは陽気なピエロなのだが、2016年にアメリカで起きたピエロ恐怖騒ぎ(Clown Panic)により状況が一変!
全米で「夜の街にピエロが出る!」という通報があり、警察が注意喚起を回した。
その流れでロナルドも、自主的に公の場への登場を控えることになってしまったのだ…。
- 急激なピエロ恐怖症の増加
- 深夜のドライブスルーに立つ等身大ロナルド人形が怖い
- SNSで「監視カメラにロナルドが映った」というホラーネタが拡散される
- 活動停止が封印されたキャラとして逆に都市伝説化した
この結果、ロナルドはマクドナルドが封印した幽霊キャラのように扱われた。
現在の日本やアメリカでも、掲示板にホラーアイコンとして定着されている。



確かに目も怖かった記憶があるわ…
ブックスタート・ベア イギリス
イギリスの図書館で、読み聞かせイベントに使われていた公式キャラ。
しかしその着ぐるの表情が無表情で、不気味なクマとしてネットで炎上してしまう…。
海外掲示板Redditでは、図書館に現れるクマの幽霊として、加工画像が大量に投稿されてしまうのだ!
ここから、都市伝説として扱われるようになってしまう。
- 黒目の貼り付けられた感がかなり怖い
- 子どもが泣く動画がバズり、子どもが恐れる公式キャラとして認定
- コラ画像が、ガチの心霊写真と誤解されて拡散されてしまう
本来は可愛いキャラとして作られたが、真逆の恐怖コンテンツとして語られている…。
ペンス 韓国
韓国の教育番組EBSでおなじみの、人気キャラでもあるペンス。
可愛いというより、不気味かわいいデザインで知られているが、人気上昇とともに怪談化されていく…。
ファンの間で「寝ていたらペンスが立ってこっちを見ていた」や「夢の中で語り掛けられた」などの話が投稿される。
- 無表情の巨大ペンギンデザインが怖い
- 着ぐるみの姿勢や動きが独特で怖い
- 番組公式がホラー企画を行い、それが原因で怪談化
- 笑顔がないと言う指摘が多くあがる
怖いのに推せるキャラという、稀有な立ち位置になる。



稀有は、めったにないや珍しいという意味だよ!
ハンプティ・ザ・エッグ オーストラリア
オーストラリアの子ども向け番組に登場した、卵の形をした教育キャラのハンプティ。
童謡のハンプティ・ダンプティをモデルとしたキャラだが、着ぐるみの造形が経年劣でホラー化してしまう…。
海外では「笑っている姿が怖い」や「着ぐるみの中には何か別の生き物が入っている」などの噂も!
半ば、怪談として扱われることになってしまうのだった。
- 老朽化でひび割れのラインがかなり生々しくなった
- 無表情の笑顔が死の笑顔として恐れられている
- 子供が泣き出す動画が、SNSでバズった
子ども向け番組の中でも一番怖いとして、今も恐れられている。
スモーキー・ベア アメリカ
アメリカ国立公園の火災防止キャンペーンでおなじみの、スモーキー・ベア。
70年以上の歴史を持つ国民的キャラだが、古い看板や人形の雰囲気がホラーとして扱われている。
- レトロ看板の目がかなり怖い
- 森で熊を見かけた人が、スモーキー・ベアと同じ帽子をかぶっていると証言した
- SNSで森に出る巨大な熊の霊としてミーム化
実在の熊がモデルであるため、本物の霊では?という噂まで立ったのだ…。
なぜ公式キャラが怪談化するのか分析!
上記で紹介した公式キャラがなぜ恐怖対象になったのが、以下の要素が重なると考察した。
- 無表情や無機質のデザインが恐怖の谷現象を引き起こしているのではないか
- 着ぐるみの経年劣化がホラー感を出しているのではないか
- SNSのコラ画像や2次創作ホラーが誤情報として拡散されているのではないか
人間に近いのに少しズレているデザインは、強烈な不気味さを生んでしまう。
傷や剥がれなどの損傷は、かなり怖いものになってしまうのではないだろうか?
海外では主にReddit・4chan・TikTokが特に、怖い話などがあがりやすいと言われているのだ。



日本でも5ちゃんで話されているよ…
こういったネットが、ホラーの定番構造が定着してしまうと個人的に思った。
いかがだっただろうか
今回は、実在の公式キャラが怪談化した5つの事件!可愛いはずが恐怖の象徴になる瞬間とは!?について紹介した。
公式キャラクターは安全かつ安心のイメージを持っている。
海外ではしばしば、ホラーの象徴へと反転してしまう…。
その背景には、デザインの不気味さやSNS文化、そして恐怖心理へとつながるのではないだろうか?
可愛いキャラが怪談化する瞬間は、現代ホラーのリアルなメカニズムを映し出していると言えるだろう…。
それではまた次回のお話で会おう。


