アイルランドには、古くから「首なし馬車乗り(ドゥラハン)」と呼ばれる恐ろしい存在の伝説が残されている。
深夜、黒馬に乗り、手に自分の首を抱えて現れるというその姿は、ただの怪談ではなく「死を運ぶ存在」として恐れられてきた。
実際に目撃すると、その家に必ず不幸が訪れると信じられていて、今でもアイルランドの農村では「ドゥラハンの通り道」を語り継ぐ人がいる。
今回は、死を告げる首なし馬車乗りがいる!?アイルランドに伝わる怪異と今の姿とは?について紹介していこう!
目次
首なし馬車乗りと呼ばれる起源は?
首なし馬車乗り「ドゥラハン(Dullahan)」は、アイルランドに伝わる妖精(精霊)の一種で、死を告げる存在とされる。
中世から語り継がれ、デュラハンは漆黒の馬に乗り、手には自分の首を抱えている…。
首は生きているかのように目を光らせ、死者を見つけ出すと言われてきた。
ドゥラハンが現れると、その場の誰かが命を落とすとされ、人々は扉や窓を閉めて祈るしかなかったと語られている。

出会ったら終わりなんだろうね…
首なし馬車乗りに関する心霊現象は?
アイルランドに広まっている首なしの馬車乗りは、以下のような噂が囁かれている。
- 夜道を馬車が走る音だけが聞こえるのに、姿は見えない
- ドゥラハンを見た者は病に倒れる、または身内が亡くなる
- 古い教会の跡地で「首を抱えた影」が立っていたという証言
特に「黒い馬の蹄の音が止まった時、死が訪れる」とされ、地域では今も忌み言葉として語られているのだ。



馬の蹄の音が家の前に止まったら、亡くなるっていう噂もあるみたい!
いかがだっただろうか
今回は、死を告げる首なし馬車乗りがいる!?アイルランドに伝わる怪異と今の姿とは?について紹介した。
現代のアイルランドでも、観光用に、ドゥラハン伝説を紹介するツアーが行われている。
地元の年配者は「笑い話にしてはいけない」と語っているのだ。
単なる民話ではなく、アイルランドで今も息づく“生きた伝説”として恐れられている。
それではまた次回のお話で会おう。