地図に載らない町“グリュンシュタット”ドイツで語り継がれる実話系都市伝説の正体とは?

  • URLをコピーしました!

ドイツに旅行中に迷い込んだ、どこの地図にも載ってない町“グリュンシュタット”。

優しすぎる住人、狂った時間感覚、そして帰ってから始まる悪夢…。

これは実際に語られた、ドイツ最恐の都市伝説。

今回は、地図に載らない町“グリュンシュタット”ドイツで語り継がれる実話系都市伝説の正体とは?について紹介する!

スポンサーリンク
目次

グリュンシュタットとは?

グリュンシュタットは、ネット掲示板や海外フォーラムで有名になった都市伝説。

主に、ドイツのオカルト系コミュニティーで語られるようになった。

最初の投稿者が、以下のような投稿をしたのだ。

グリュンシュタットは妙に静かな町だった。

住民の笑顔が少しだけ遅れて動いてるように見えた…

Kさん(仮名)

それでは、実際の体験談と共に何があったのか見ていこう!

グリュンシュタットで起きた実話

2007年の春、ドイツにあるフランクフルトからベルリンへ車で向かってたドイツ人夫婦のKさんとLさん。

KさんとLさんはアウトバーンと呼ばれる高速道路で渋滞に巻き込まれ、迂回するためにナビの指示に従って田舎道にれた。

やがて道は狭まり、山に囲まれた静かな地域でどこの地図にも記されてないその場所に、突然小さな町が現れた。

その街は木造住宅が並んでいて、通りには人影がポツポツと…。

そこで入り口で見た看板には「Welcome Grünstadt (ようこそグリュンシュタットへ)」と記されていたのだ。

しかし、ナビで調べても携帯で調べても、グリュンシュタットという地名は出てこなかった。

イーサン

日本でいう、きさらぎ駅と似てるね!

時間が止まったような町

車を降り、街の中心部を歩いてみたKさん夫婦は、すぐに異様な雰囲気を感じ取った。

街の人々は優しくにこやかに話しかけてくれるが、どこか言葉が不自然だったのだ。

聞いたことのない言葉、支離滅裂の話し方、発音やイントネーションは合っているのにまるで台本を読んでいるかのような言い回し…。

さらに不気味だったのが、時計の存在がないことなのだ。

ドイツには教会の塔にあるはずの時計も空白、カフェに入っても時計はない。

すれ違った人に「今何時ですか?」と聞くと、必ず返ってくる答えは「気にしなくていいですよ」と笑って濁されるのだ。

空も暗くなってきたので、Kさん夫婦はグリュンシュタットにある小さな宿に泊まることにした。

リリー

気にしなくていいっていうのがまた不気味な雰囲気をかもし出すね…

夜に聞こえたもう一つの声

無事に泊まれた宿の部屋は清潔だったのだが、窓の外にある街灯は一つも点灯しなかった。

深夜、Lさんはふとした物音で目が覚めてしまい、隣の部屋から聞こえた物音を耳を澄ませて聞いてみた。

すると、寝ているKさんの声にそっくりな声で誰かと話している声が聞こえたというのだ!

不審に思ったLさんはフロントに電話をすると、受付の女性は「夜は歩き回らないでくださいね」とだけ忠告したのだった。

翌朝、Kさん夫婦は宿を後にして街を出ようとしたら、入り口にあった看板がなくなっている。

道も昨日通ったルートとは微妙に違っており、しばらく車を走らせたが元の道のは戻れなかった。

ゴースト

夜に何があるのか気になってしまうワン…

グリュンシュタットは…

車をしばらく走らせ、2時間後にようやく国道に出ることができたKさん夫婦は、すぐに警察署に立ち寄ったという。

グリュンシュタットであった出来事を聞いた警察官は、不思議な顔をしてこう言った。

警察官

グリュンシュタットという町は、少なくともこの州にはありませんよ。聞いたこともないですね…。

後日、Kさんは旅行中に撮った写真を確認すると、町の風景は確かに写っていたが人々の顔がブレていた。

入り口にあった看板を写真で撮っていたが、黒くにじんだような影におおわれて「グリュンシュタット」という文字は読めない

グリュンシュタットは呼ばれた者しか辿り着けない?

この話を投稿すると、コメント欄には似たような証言が多数寄せられていた。

  • 旅行中、偶然入った村で「昔の恋人」にそっくりな人物に会った
  • カフェの店主が「また来ることになりますよ」と意味深な言葉を残した
  • 帰ってから半年後まで、夢で見るようになってしまった

心理学者の中にはこう語る人物もいる。

心理学者

極度の疲労やストレスで見る集団幻覚ではないか?

と話している説もあれば、実際に町の写真を公開してる人も存在しており、単なる作り話とは言い切れない不気味さが残る。

グリュンシュタットは存在するのか?

グリュンシュタットは地図に存在せず、確かにそこに行ったと語るものは存在するのだ。

この町が現実と非現実の間に存在する歪んだ空間なのか、それとも偶然迷い込んだ異次元なのか…。

一つ共通するのは「戻ってきてからも、時々誰かの視線を感じるようになった」と。

グリュンシュタットと検索すると、グリューンシュタットという町が出てくる。

グリュンシュタットとグリューンシュタットの違いをまとめてみた。

項目存在しないグリュンシュタット存在するグリューンシュタット
場所地図に存在しないドイツ・ラインラント=プファルツ州
地図Googleマップに出てこない地図で確認可能で郵便番号はD-67269
出典都市伝説やネット掲示板など歴史ある町でワインが有名
特徴行方不明者が帰ってこない平和で美しい田舎町
正体実在の街をモデルにした可能性あり実際に住人も存在している

一部では、この都市伝説のグリュンシュタットは、実在するグリューンシュタットを題材に創作された説が浮上している。

名前が非常に似ているため、検索した人々が「実在する=嘘だ」と混乱しやすくなっているのだ。

これらが都市伝説として語られる、一つの要因になっているのではないか?と個人的に思う。

いかがだっただろうか

今回は、地図に載らない町“グリュンシュタット”ドイツで語り継がれる実話系都市伝説の正体とは?について紹介した。

ドイツの地図に載ってない謎の町であるグリュシュタットに、足を踏み入れたものは帰ってこれないという。

存在証明のないはずの町なのに、確かに「行ったことがある」という証言が後を絶たない。

都市伝説として囁かれるこの町には、地図では知ることのない闇があるのかもしれないのだ。

信じるか信じないかは、あなた次第です。

それでは次回のお話で会おう。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

呪いは伝染する…
  • URLをコピーしました!
目次