ゲーム「SIREN」に登場する羽生蛇村。
あの“屍人”が彷徨う村は、果たして本当にフィクションなのだろうか?
その背景には、現実に存在した村と酷似しているところがあるという…。
廃村、水没、因習、心霊現象…ゲームとリンクする村はどこなのか。
今回は、【徹底検証】SIRENの羽生蛇村は実在した?モデルになった村と廃墟の真実について紹介しよう!
羽生田村とは?
「SIREN」は2003年にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたホラーゲーム。
舞台となる「羽生蛇村」は、昭和時代の日本の寒村をベースにした架空の集落なのだ!
この村では、屍人と呼ばれる存在に村人が変貌し、異界と現世の境が曖昧になっていくという狂気のストーリーが描かれている。
ゲームの舞台設定や地形、集落の雰囲気は、実在の“ある村”をモデルにしていると言われ、ファンの間で考察や都市伝説が広がった。

どこの村をモチーフにしてるか気になるね!



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モチーフと噂される村の候補
SIRENの開発スタッフが明言したわけではないものの、以下の場所がモチーフの有力候補として語られている。
- 奈良県・旧大滝村(現・吉野郡川上村)
- 閉鎖的な山村、霧の多い気候、山深い地形などが羽生蛇村と酷似。
- 近くに大滝ダムという実在のダムがあり、村がダム建設で沈んだという史実がある。
- この地で暮らしていた住民は1970年代に移転し、村の一部は湖底に沈んでしまった。
- 群馬県・旧六合村
- 隣接する草津温泉との因縁、火山活動、神社信仰と因習的文化。
- 地元では「神隠し伝説」や「戻ってきた死者」の話が昔からあったとされる。
- 千葉県・旧三芳村
- 山と谷に囲まれた集落で、霧がよく出る。失踪事件の噂が地元に残る。
- ゲームの「見張り小屋」「鉱山」などの構造と似た廃墟があるという報告あり。
この3つの村は、羽生田村に酷似することが多いため「もしかしたら単体ではなく混ぜてるのではないか?」という考察がある。



ゲームの性質的にもしかしたら混ざってる説は濃厚かも!
語られる霊的証言と都市伝説とは?
羽生蛇村のモデルとされる村には、次のような心霊・怪異体験が語られている。
いずれも都市伝説の域を出ないが、ファンの間では有名なのだという。
以下に、まとめたので見ていこう!
- 地元住民が語る「夜中に聞こえる太鼓の音」「神社のほうから漂う線香の匂い」
- ダム建設前に起きた“水死事故”の話。水難者の声を夜に聞いたという噂。
- 地元のトンネルで、顔が見えない老婆の霊を見たという若者の話。
- 村を撮影すると写真に“目のような光”が写る、などの怪談。
羽生蛇村に登場する屍人は、現実でも“戻ってきた者”の暗喩とされる。
「死者が日常にまぎれ込む」ことを象徴しているという解釈も…。



村にいた住民の願いを、屍人として表現してるのかな?
現在の村の様子は?
羽生蛇村のモチーフとなったとされる村の多くは、現在廃村または水没地になっている。
- 奈良県大滝村一部が「大滝ダム」の底に沈み、残った建物も自然に還っています。
- 現地はダム管理地のため立ち入りには許可が必要。
- 六合村は現在でも一部に住民が残っており、心霊目的での訪問は歓迎されていません。
- 三芳村は統合されて「南房総市」になっており、廃墟は立入禁止の区域もある。
一部の廃墟マニアやホラーファンが写真撮影を目的に訪れることもある。
心霊スポット化を望まない地域住民も多く、無断での侵入や撮影は控えるべきだと言えるだろう。
いかがだっただろうか
今回は、【徹底検証】SIRENの羽生蛇村は実在した?モデルになった村と廃墟の真実について紹介した。
SIRENが生んだ「羽生蛇村」はフィクションながら、そこに込められたのは“人々の記憶”“失われた村の想念”かもしれない。
観点 | 内容 |
---|---|
モデルになった村 | 奈良・群馬・千葉など複数の山村が候補 |
歴史 | ダム建設、水没、移転による廃村化 |
怪異 | 音・霊体験・写真など複数の報告あり(未検証) |
現在 | 水没・無人・統合などで村としての機能は消滅 |
もし訪れるなら、それは恐怖心ではなく敬意と学びの心で土地の歴史を知ること。
その背景にある現実と向き合うことが、“羽生蛇村の本当の意味”を理解する第一歩なのかもしれない。
それでは次回のお話で会おう。