ブラジル南部・パラナ州の片田舎にある静かな村に建てられた一軒の家。
そこに越してきた一家が次々と、異常な行動をとり始める…!
この家がどうして人が狂うと言われているのか…どういう怪奇現象が起きるのか調べてきた。
今回は、ブラジルで封印された人が狂う家がある…カイサラの家の怪奇現象の真実とは!?について紹介しよう!
カイサラ事件とは
1980年後半、ブラジル・パラナ州の小さな村に、ヴォルピセリ家という家族が移り住んでいた。
父親は地元の工場で働き、母親は熱心なカトリック信者というごく普通の一家だったのだ。
しかし、引っ越してきてから数週間後、家の中で奇妙なことが起こり始める!
- 夜中に家中に響く壁を叩く音
- 誰もいない部屋で鳴る子守唄のおもちゃ
- 台所の棚から勝手に落ちる食器
- 家族の目の前で宙に浮く椅子
当時はいたずらや精神的ストレスだと考えられていたが、事態は急激に悪化してしまう。
次第に家族全員が眠れず、錯乱状態に陥っていった…。
母親は祈祷中に「家の中に誰かいる…誰か話している!」と言い始め、最終的に一家はカトリック教会に助けを求めたのだった。
カイサラの家で起きる心霊現象の数々
地元の神父が訪れた際、教会の記録によると「壁の中からうめき声が響いた」や「部屋が異常に冷たくなった」とされている。
神父は十字架と聖水で家を清めようとしたが翌朝、聖水をかけた壁一面に赤黒いシミが現れた。
そのシミはまるで、人の顔のように見えたというのだった…。
心理学者も現地調査を行ったが、家族のだれもが同じ幻覚を見ていること、そして物理的現象が頻発していた。
そしてこの事件は、集団ヒステリーだけでは説明できないと結論づけられた。
現在のカイサラの家はどうなっている?
90年代半ばにこの家は閉鎖され、2000年代に入ってから取り壊されている。
だが、跡地に近づくと耳鳴りがするや視界が歪むといった体験談が続出したのだ!
夜になると、周囲で「何かが笑う声が聞こえる」とも言われている。
地元では今でもCaicaraというだけで口を紡ぐ人も多く、観光客の立ち入りを禁止している。
近年、事件を題材にした本「The Conjuring-Caicara Case」が出版される。
The Conjuring-Caicara Caseのそれぞれの意味は、以下にまとめた。
- The Conjuring:映画「死霊館」シリーズの英語タイトル
- Caicara Case:カイサラ事件(Caicaraは地名、Caseは事件)
ブラジル国内では、実話をもとにした最恐事件として再注目されている。
いかがだっただろうか
今回は、ブラジルで封印された人が狂う家がある…カイサラの家の怪奇現象の真実とは!?について紹介した。
この家に霊がいたのか、それとも人間の狂気が生んだ幻影なのか…。
取り壊された今、誰にも真実はわからない。
だが、確かなのは…あの家に入った人々は皆、同じように壊れていったということだけ。
それではまた次回のお話で会おう。