メキシコで語られるラ・ヨローナの恐怖!泣く女の伝説と心霊現象、映画化された怪談の全貌!

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中南米に古くから伝わる怪談、ラ・ヨローナ(La Llorona)。

その名はスペイン語で「泣く女」を意味し、夜な夜な水辺に現れてはすすり泣く声を響かせる。

伝承によれば、彼女は愛する人に裏切られ、悲しみのあまり自らの子どもを川に沈めた女性の幽霊なのだ…。

以来、ラ・ヨローナは永遠に子どもを探し続け、迷い込んだ者をあの世へと引きずり込むと恐れられている。

この記事では、その歴史的背景、目撃される心霊現象、さらに映画化作品まで徹底的に調べてきた。

今回は、メキシコで語られるラ・ヨローナの恐怖!泣く女の伝説と心霊現象、映画化された怪談の全貌!を紹介しよう!

目次

ラ・ヨローナの歴史

ラ・ヨローナの伝説は16世紀のメキシコ、スペイン植民地時代にさかのぼるとされている。

ある女性がスペイン人の男性と恋に落ち、子どもを授かるが、男は高貴な女性と結婚してしまう…。

絶望した彼女は川で我が子を溺死させ、自らも後を追って命を絶ってしまった。

この伝承はカトリックの罪と罰の価値観と結びつき、「罪深き母親の霊」という戒めとして語り継がれているのだ。

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メキシコ以外にも、アメリカ南西部、グアテマラ、ペルーなど広範囲で似た話があるんだ。

リリー

地域差ってことかしらね?

ラ・ヨローナの心霊現象と目撃談

ラ・ヨローナは主に川や湖などの水辺、夜間の橋の近くで現れるとされている。

以下に、主に起こると言われている心霊現象や噂をまとめてみた。

ゴースト

一緒に見ていくワン!

  • 白いドレスを着た長髪の女性の姿が目撃される
  • 「ミス・イホス!(私の子どもたち!)」と叫ぶ声が聞こえる
  • 泣き声が遠くから聞こえてくるが、近づくと急に消える
  • 近くに行くと足音や水音がするのに姿が見えない

子どもや一人で歩く人を水中へ引きずり込み、命を奪うと信じられている。

なので、この女性が目撃されたという場所は、子どもたちのみでの散策は禁止されているというのだ!

一部の地域では、大人であってもその声を聞くと災厄に遭うと言われている。

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この声を聞いた女の人は不妊になったという声もあるんだって…。

ラ・ヨローナは映画化されている!?

実はこのラ・ヨローナ、映画化もされているのだ!

代表的なのは、ラ・ヨローナ ~泣く女~(2019年、アメリカ・ワーナー・ブラザース)。

そして2019年、グアテマラで、ラ・ヨローナ ~彷徨う女~が公開されている。

ホラーと社会派ドラマを融合し、独裁政権の戦争犯罪と伝説を重ねた作品になっているという…。

ラ・ヨローナ ~泣く女~

あらすじ

1970年代のロサンゼルス。とある母親がソーシャルワーカーのアンナに助けを求める。子どもたちが危険にさらされているというのだが、アンナはそれを無視してしまう。しかし、これはヨローナの呪い。彼女の泣き声を聞いた子どもは必ず連れ去られてしまう。アンナはシングルマザーで大切な子どもたちがいた。エイプリルとクリスだ。ヨローナは次にアンの子どもたちを連れ去ろうと狙いを定める。執拗で残酷なヨローナの呪いはとめることができず助けを求めていたところに、信仰心を捨てようとしていた神父が現れ、最悪の呪いと対峙するのだが…。

監督はマイケル・チャベス、主演はリンダ・カーデリーニとなっている。

プロデューサーは、2004年に公開された「ソウ」などを手がけたジェームズ・ワンが務めたという!

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ラ・ヨローナ ~彷徨う女~

あらすじ

「泣いたら、殺す」という言葉と共に、母親と子どもたちは兵士に殺害された。大勢の犠牲者を出したグアテマラの軍事政権による大虐殺から30年が経ち、当時将軍だったエンリケは虐殺を指揮した容疑で裁判にかけられるが、証拠不十分として無罪となる。国民が糾弾する中、家族と共に屋敷に戻ったエンリケの耳にその夜から不思議な泣き声が聞こえるようになる。ある日新しいメイドのアルマがやってくる。若く美しいアルマは家族に受け入れられ屋敷で働き始めるが、やがて彼女の周囲で奇妙なことが起き始める。

主演は、マリア・メルセデス・コロイとマルガリタ・ケネフィック。

マリア・メルセデス・コロイは、火の山のマリアという映画にも出ている!

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リリー

怖い映画になってるから、ぜひ観てみてね!

いかがだっただろうか

今回は、メキシコで語られるラ・ヨローナの恐怖!泣く女の伝説と心霊現象、映画化された怪談の全貌!について紹介した。

メキシコのラ・ヨローナは、YouTubeやTikTokでの体験談動画が拡散され、若い世代にも再び人気な怪談になっている。

アメリカ南西部の観光地では「ラ・ヨローナ・ツアー」も開催されるなど、観光資源化も進行!

メキシコの一部地域では、毎年ハロウィンや死者の日にラ・ヨローナをテーマにしたパレードが行われているという。

皆さんもメキシコに行った際には、ぜひこのパレードを見てみて欲しい!

それでは次回のお話で会おう。

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