皆さんは日本に住んでいて「呪術詐欺」という言葉は、馴染みがないのではないだろうか?
この呪術詐欺はとある国から始まった。
この呪術詐欺は何なのか、気になる方もいるであろう。
今回は、【海外の怖い話】本当に呪われた?SNSから始まる呪術詐欺がヤバすぎる…について紹介していこう。
呪術詐欺とは?
呪術詐欺は、ナイジェリアやガーナ、トーゴといった西アフリカでは「juju(ジュジュ)」と呼ばれる呪術がある。
jujuは、呪術や霊的信仰が根強く存在していると言われている。
この信仰は単なるオカルトではなく、日常生活や法律などに深く結びついてる。
そこに目をつけたのが、詐欺集団なのだ!
この詐欺集団は、SNSを使い「あなたは呪われてる」や「家族が亡くなる」などと脅し、相手を精神的に追い詰めるという。
これが、呪術メッセージ詐欺と呼ばれる犯罪手口になる。

すごい手口なんだな…。



日本でいうチェーンメールみたいなイメージだよ!
ロンドンに住むナイジェリア系女性が体験した恐怖
2017年、ロンドンに住むナイジェリア系女性Mさん(仮名)。
Mさんのスマホに届いたのは、差出人不明のWhatsAppに届いた一通のメッセージ。
私は霊視ができるのだが、あなたの母が今日から3日以内に命を落とす。
呪いを解く方法を知りたくないか?
Mさんは最初は無視していたが、次第にメッセージの内容が的確になっていく…。
住所や家族構成、出身地までも言い当てられていたことで、Mさんは「これは本物だ」と確信してしまったのだ!



偶然なんだろうけど、当たったら怖くなっちゃうよ…
始まる儀式と支配
数日後、霊能者を名乗る女性Yさん(仮名)が登場してしまう。
YさんはMさんにこう告げる。
このままでは、家族全員に呪いが飛び火してしまう…儀式が必要だ。
この儀式に必要なものとして、特殊なオイル、ヤギの血、黒曜石などのよくわからないアイテムが列挙されたのだ。
購入費としてまず200ポンド(約38,251円)、次に500ポンド(約95,627円)と次第に金額が跳ね上がってしまう!



黒曜石ってなんなんだ…?
呪いに取り憑かれた心
Mさんは完全に精神的に支配され、毎日来てしまうメッセージで
黒い影があなたの後ろにいる。
母の背中にはすでに“死の印”がついている。
と告げられる。
夜も眠れず、食欲も落ち、最終的には幻覚や、息切れを訴えるようになっていってしまった。
Mさんは完全に「呪い」に飲まれていってしまった…。
被害は金銭だけじゃない!
最終的にMさんは、家族や友人に相談することすら禁じられ、約5,000 ポンド(約90万円)という大金を霊能者に支払ってしまった。
警察も捜査によりようやく発覚するが、被害は金銭以上に深刻だったのだ…。
- MさんはPTSDを発症し、数ヶ月の入院を余儀なくされた
- 信仰心と現実の区別がつかなくなっていた
- 家族との関係も一時的に絶たれた
しかもこの霊能者は、ナイジェリアを拠点に活動していた国際詐欺グループの一員だったという。



うわ…90万円ってすごい金額じゃないか…
この詐欺が、本当に怖い理由を以下にまとめた。
- 目に見えない恐怖(呪い)を利用している
- 信仰や文化を逆手にとって心理的に支配する
- 相手に自分で信じ込ませる(洗脳)構造
- 物理的証拠がなく、犯罪として立証しにくい
上記の理由より怖いのは「呪いが本当に起きたと思い込むことで、心身に異変が起きてしまう」という事実。
“信じた者が負ける”この詐欺は、単なる金銭犯罪以上に、精神を壊すヒトコワ事件なのだ。
現在も世界中に拡散中
最近ではSNSやメールやチャットアプリを使って、欧米や日本でも同様のケースが報告されている。
- あなたに呪いがかかっているので、祈祷が必要です
- 〇〇という名前の霊があなたに憑いている
- 家族が死ぬ前に、こちらで祈祷を行います
こうしたメッセージが、不安や心の弱りを狙って送られてくる。



僕にも1回きたことあるワン!
こうしたメッセージは真に受けずに、削除することが大事なのだ…。
いかがだっただろうか
今回は、【海外の怖い話】本当に呪われた?SNSから始まる呪術詐欺がヤバすぎる…について紹介した。
呪術詐欺は、ナイジェリアやガーナ、トーゴといった西アフリカでは「juju(ジュジュ)」と呼ばれる呪術がある。
上記の話から得られる教訓は
- 人間の恐怖心は最強の武器になる
- 信仰、文化、孤立を組み合わせると、思考は簡単に支配できる
- 本当に怖いのは、幽霊じゃなくて“人間”
という上記の3つがわかった。
ガーナなどの国では、こういう類のメールが来たら削除をするのを推奨している。
日本でもこのようなメールが来たら、削除をすることをお勧めする。
それでは次回のお話で会おう。