アイルランドのコーク州にあるチャールズ・フォートは、海を見下ろす要塞として17世紀に築かれた。
しかし、この美しい石造りの要塞には、今もなお「白いドレスを纏った花嫁がさまよう」という恐ろしい伝説が語り継がれている。
愛と絶望が交錯した悲しい出来事は、現在も訪れる人々を震え上がらせている…。
今回は、チャールズ・フォートの悲劇の花嫁とは?アイルランドの海辺に残る花嫁幽霊の伝説と心霊現象に迫る!について紹介しよう。
チャールズ・フォートの歴史は?
チャールズ・フォートは1677年に建設された星形要塞で、コーク湾を守る軍事拠点だった。
18世紀には多くの兵士が駐屯し、そこで暮らす人々も多かったという。
その中で起きたとされる悲劇が「花嫁の死」になるのだ…。
悲劇の花嫁の伝承
ある若い女性が要塞の士官と結婚し、幸せな新婚生活を始めた直後、事件が起こってしまう。
花嫁の父は要塞の将校でしたが、ある日、見張り役が持ち場で眠っていたのを見つけ、軍律に従ってその場で射殺した。
ところが、その見張り役こそが娘の夫だったのだ!
父は軍人としての責務を果たしたものの、娘にとっては最愛の夫を奪われる結果となってしまう。
絶望した花嫁は白いドレスのまま要塞の壁から身を投げ、自ら命を絶ったと伝えられているのだ。
チャールズ・フォートでの心霊現象は?
この事件以来、チャールズ・フォートでは「白いドレスの女性」が夜な夜な現れると噂されている。
- 花嫁が石壁や要塞内をさまよう姿が何度も目撃されている。
- 深夜、すすり泣く声が海風に混じって聞こえる。
- 観光客やガイドが背後に“手を置かれたような感覚”を体験した例がある。
- 現地では結婚を祝うイベントの際に怪奇現象が起きやすいとされている。
この花嫁幽霊は「The White Lady of Kinsale(キンセールの白い婦人)」とも呼ばれている。
現在でも、アイルランドでも有名な心霊譚のひとつになっているのだ!
いかがだっただろうか
今回は、チャールズ・フォートの悲劇の花嫁とは?アイルランドの海辺に残る花嫁幽霊の伝説と心霊現象に迫る!について紹介した。
現在、チャールズ・フォートは国の史跡として一般公開されており、多くの観光客が訪れる人気スポットになっている。
昼間は歴史的建築を楽しめる場所だが、夜になるとガイド付きの心霊ツアーも行われている。
悲劇の花嫁の伝説は観光資源の一部として語られながらも、今なお地元の人々の間では「本当に花嫁の霊が出る」と信じられている。
それではまた次のお話で会おう。