「これは作り話じゃない…本当にあった話なんだよ!」
そう語り出す人々の体験には、どれも鳥肌が立つようなリアルさがある。
少し長いが世界中で語り継がれる、本当にあった心霊事件を5つ紹介しよう。
今回は、世界の実話心霊体験談5選!科学では説明できない“本物の恐怖”がここにある…をお届けする。
顔のない修道女
- 体験者:ロレンツォ(仮名)
- 場所:イタリア・シチリア島
この出来事が起きたのは、2009年の夏だったな…。
僕はシチリア島の古い修道院を案内していたんだ。
ツアーが終わった後、1人で中を確認していると、石造りの廊下の先に、黒い修道服を着た人影が見えた。
“まだ中に誰か残っていたのかな…”なんて思いながらも近づいて声をかけたんだ。
「こんばんは…何か探してるのかい…?」
その瞬間、修道女が勢いよくこっちを向いたんだ…顔がない…完全に真っ黒な空洞だったんだ!!
僕は背筋が凍る感覚がして、急いで逃げた。
後日、地元の神父と話す機会があって、あったこと全部話したよ。
そしたら神父はこう答えたんだ。
「ああ、昔ここで亡くなった修道女だよ…祈りながら息絶えたんだってさ。」
神父の話を聞いている途中、冷や汗が止まらなかったよ…。

顔がないのは、この世にまだ未練があるということワン…?
声がする冷蔵庫
- 体験者:ミシェル(仮名)
- 場所:アメリカ・シカゴ
私は仲良しの友達とシェアハウスをしているんだけど、備え付けの冷蔵庫の中から声がするって何人かの友達が言ってた。
でも私は信じてなくて、その話題が出るたびに「冗談言わないでよ〜」と話していたの。
ある夜、いつもより寝つきが悪かった日があって、時計を見たら深夜2:00。
お腹も空いたし冷蔵庫の中にあったスナックを取ろうとしたら「助けて…」って声が聞こえたの!
ゾッとして後ろを見たけど、誰もいない…。
その日はもう何も食べずに部屋に戻ったんだけど、次の日に家主と会うことになったから聞いてみたの。
「ねえ、昨日冷蔵庫開けようとしたら“助けて”って声が聞こえたの…変だよね。」
すると、家主がこう答えたの。
「あれ?捨てたはずの冷蔵庫がなんであるんだ…この冷蔵庫はね、昔住んでた女性が殺害されて冷蔵庫に入れられてた事件があったんだ…」
この話を聞いて、私たちはもうこの家に住めないと思って引っ越したの。



元いた家は今どうなっているかは分からないんだって…
止まらない電話
- 体験者:ジフン(仮名)
- 場所:韓国・ソウル
これは僕が、大学の寮にいた時のお話。
夜中3時になると、決まって誰かの携帯電話が鳴りだすんだけど、みんなが確認すると発信源は“自分”だったんだ。
発着信を見ても、履歴はない。
一度、勇気を出して出てみたんだけど“戻ってきて”と聞いたことのない女性の声がした。
通話はそこで切れたんだけど、その日から僕はその部屋にひとりで居れなくなってしまった。
あとで学長に聞いたら、その部屋に生活していた女子学生が、数年前に自殺していたんだって…。
その話を聞いていたみんなは、早急にどこかに部屋を借りて、寮から居なくなったんだ。
僕もその一人で、今は一人暮らしを満喫しているけど、着信がなるんじゃないかって今でも怖いんだ…。



みんなのスマホにも、もしかしたら夜中に着信が鳴るかもしれないよ。
暗闇に浮かぶ赤い瞳
- 体験者:エミリー(仮名)
- 場所:イギリス・ヨーク
私がイギリスのヨークにいたときに、泊まっていた古い宿があったんだけどね?
夜になると部屋の一角から、赤い光が見えるようになったの。
最初は何かのライトの反射なのかな?と思っていたんだけど、それが違うとわかったのよ。
3日目の夜、その赤い光がベッドに近づいてきた時に気づいちゃったの…その光は反射じゃなくて“赤い瞳”だったってこと。
その赤い瞳に気づいちゃってから、私は動けなくなって、息もできないような感覚に陥っちゃってかなり怖かったの…。
オーナーにその話をしたら
「ああ、エミリーの泊まってた部屋は過去に、女性の失踪事件が起きちゃったんだよね…」
と話してくれて、かなり謝られたわ。
私が泊まっていた部屋は、今では誰も泊めない部屋にしているんだって…。



その赤い瞳の持ち主は、その失踪した女性なのかもしれないね。
水面から伸びる手
- 体験者:こうき(仮名)
- 場所:日本・青木ヶ原樹海
今から9年前の、2016年に起こった出来事です。
私は心霊写真を撮る目的で、青木ヶ原樹海に足を踏み入れました。
雨上がりの夕暮れ時を狙い、沼の近くで構えていると、水面から何かがぬっと浮かんできたのです…。
カメラのレンズ越しで見ていた私は一瞬その何かを見失いましたが、咄嗟にシャッターを切っていました。
その写真を確認すると、その何かの正体は“白くて骨ばった手”だったことがわかりました。
びっくりして、その場から逃げ出そうとしたのですが、運悪く転んでしまい立てなくなってしまったんです。
足に違和感があり見てみると、その白い手が私の足首を掴んでいたことがわかりました…。
「もう終わりか…来なきゃよかったな…」と半泣きになり後悔をしていると、僕の目の前に人がいるのです。
「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたのは、たまたま通りかかった男性登山者でした。
あの時1人だったら…あのまま沼に引き込まれていたら…私は今ここにいないかもしれません…。
それから、私は心霊写真目当てに、心霊スポットに行くのをやめました。



その登山者の人が幽霊じゃなくてよかったワン!
いかがだっただろうか
今回は、世界の実話心霊体験談5選!科学では説明できない“本物の恐怖”がここにある…について紹介した。
科学では証明できない怪奇現象は、今もなお世界各地で目撃されている。
信じるか信じないかはあなた次第だが、体験者の話や記録が残る事件は“ただの作り話”とは思えないリアリティがある。
廃墟、古民家、事件現場…どこにでも“向こう側”への扉があるのかもしれないと個人的に思う…。
この記事を見ているあなたの隣にも、目には見えない存在がいる…そう考えると、夜は少し怖くなると思わないだろうか?
それではまた次回のお話で会おう。