彼女の死は静かだった…。
だが、壁一面の“赤い文字”が、孤独死ではないことを物語っている。
スウェーデンの小さな街で発見されたエリザベート・フェンリックの遺体や奇怪なメモ、今も囁かれるすすり声。
これは狂気か、それとも本当に“誰か”がいたのか…北欧最恐の実話が、今明かされる!
今回は、「終わらせろと彼が言う」スウェーデン最凶と恐れられたエリザベート・フェンリック事件の手記とは?について紹介する。
エリザベート・フェンリック事件とは
スウェーデン中部、ダーラナ地方の静かな街ファールン。
この地で1947年、のちに「北欧史上最も不可解な孤独死」と呼ばれる事件が発覚した!
事件の出来事の中心にいたのは、当時38歳のエリザベート・フェンリックだ。
彼女の死はただの孤独死ではなく、周囲の証言とエリザベートが遺した手記が、スウェーデン中に戦慄をもたらした。

どんな手記なんだろう…
エリザベートの幼少期と成長
エリザベートは裕福な家庭に生まれたが、幼い頃から変わった子として知られていた。
学校では成績優秀だったものの、教師たちも「友達もおらず、彼女はどこか現実感が欠けていた」と証言している。
特に不気味がられていたのは、ノートに誰もいない存在と会話していたなどがあるのだ。



小学校の時に架空のキャラクターと会話してた子いたような…



リリーもそうだったのかな?
30代になると両親は早くに亡くなり、エリザベートは実家に一人で住むことになった。
町の人々との接触を一切絶ち、買い物も全て近所の人に頼み、玄関に置いておくという生活をしていたのだと日記に残っている。
近所の子供達は「魔女屋敷」と陰口を叩き、誰も近付かなくなってしまったと言う。



時々窓の外を見てたエリザベートは、本当に魔女みたいに黒い服着ていたんだワン!
発見された異様な死
1947年2月、郵便物の未回収を不審に思った配達員が通報し、警察が家に捜査に入ったのだ。
硬く施錠された扉を破って入った警察が目にしたのは、部屋の隅でうずくまる白骨化したエリザベートの姿だった…。
だが、それ以上に衝撃だったのは、家中の壁に全て赤いインクで書かれた文字だ。
誰か来る
彼は私を見ている
私の中に誰かいる
頭の中に語りかけてくる!
といった言葉がびっしり書かれていたのだ。



そんなの壁にあったら怖すぎるよ!



不穏すぎるワン!
手記ともう一人の自分
エリザベートの遺品から見つかったのは、数百ページにわたり「エリアス」と言う存在との会話が記録されていた。
エリアスは私の中に入ってきた…彼は言う「全てを終わらせろ」と。
目を閉じるたびに家の中を歩く影を見る。
私の声を真似ている…郵便もエリアスが出る…
精神疾患の可能性も浮上したが、エリザベートの筆圧で二種類の字体が混在していた。
そのため専門家は「解離性同一性障害(多重人格)」なのではないか?と言う。



症例も似てるから本当にそうだったかもしれないね。
エリザベートの家は、現在売却されることなく封印されているという。
近隣住民は「夜になると窓の奥に立っているエリザベートの姿が見え、すすり泣きする声が聞こえる」と語る。
いかがだっただろうか
今回は、「終わらせろと彼が言う」スウェーデン最凶と恐れられたエリザベート・フェンリック事件の手記とは?について紹介した。
エリザベート・フェンリック事件は、心霊現象としても怪奇事件としても地元住民に根付いている。
精神疾患の闇としても語られることがある事件で、いまだにエリアスの存在もエリザベートの最期に至る経緯も明かされていない。
エリザベートが遺した最後の一文が、今も人々の記憶に強烈な印象を残している。
私がいなくなったら…次はあなた。
それでは次回のお話で会おう。