アリゾナ州ウィッケンバーグにある、荒野に佇む廃鉱山「ヴァルチャー・ゴールドマイン」。
かつて黄金の熱狂と死を宿した場所だったという。
ヴァルチャー・ゴールドマインに響く、ジミー・デイビスの叫び声とは一体何なのか!
今回は、【アリゾナ最恐】呪われたヴァルチャー・ゴールドマインに響くジミー・デイビスの叫び…について紹介しよう。
黄金と死の町、ヴァルチャー・シティとは?
1863年、プロシア移民のヘンリー・ウィッケンバーグが金鉱を発見し、ヴァルチャー金鉱とその町「Vulture City」が誕生。
全盛期には5,000人が住み、34万オンス(約9.5 トン)の金と26万オンス(約7.3 トン)の銀を産出したのだ。
やがて無法地帯になり、盗掘者や暴漢が捕縛されると即座に絞首刑が行われた。
特にハンキング・ツリーでは少なくとも18人が処刑され、遺体は長時間吊るされたまま放置されていたと伝えられている。

日本のさらし首みたいな感じかな?
1916年5月1日深夜、このヴァルチャー・シティで働いていたジミー・デイビス(James Jimmy Davis)は当時20歳の青年だった。
動力機関(パワーハウス)でベルトに巻き込まれてしまい、配管に巻きつけられて数時間も苦悶したのち亡くなった。
ジミー・デイビスの死は鉱山部屋でも語り継がれ“機械事故の恐怖”として後の心霊伝説の中心となった…。
ジミー・デイビスの叫び
ヴァルチャー・ゴールドマインでは、今でもジミー・デイビスの叫びが聞こえてくると言われている。
今でも起こる心霊現象を、以下のリストにまとめてみたので見ていこう!
- パワーハウス(鉱山社屋)
- 夜間には回転ベルト音や、男性の呻き声が遠くから響いてくると言われている。
心霊調査チームからもEMF異常反応や、EVP (録音)でも「Help me !(助けて)」という声がはっきり録音されていたという。
- 夜間には回転ベルト音や、男性の呻き声が遠くから響いてくると言われている。
- 坑道奥から聞こえる足音と“Get out (出ていけ)”
- 奥には誰もいないのに足音が追いかけてくる感覚や、出ていけという声が聴こえる現象がある。
- 影と止まらない機械音
- ヴァルチャー・ゴールドマインで写真を撮ると、人影や黒い輪郭が映り込むことがある。
ベルト音が自然にループする音が聞こえる現象を体験した人もいる。
これは“金に取り憑かれた牢獄の残留霊”なのではないか。
- ヴァルチャー・ゴールドマインで写真を撮ると、人影や黒い輪郭が映り込むことがある。
坑道の奥には一体何が眠っているのか…。
このような現象が起きるのも、もしかしたら未だにジミー・デイビスが彷徨っていて、誰かに助けを求めているのかもしれない。
ヴァルチャー・シティでは心霊ツアーはやってる?
現在、ヴァルチャー・シティでは個人・団体所有で、週末にガイド付きツアーやゴーストツアーが開催されている。



パワーハウスなど心霊スポットの紹介もあるんだワン!
夜間調査も可能で、録音デバイス持ち込みやホラーガイドが人気の一つであり「本物かも?」と思わせる臨場感が好かれている。
歴史的な設備が残存する中、崩壊の危険、落盤・砂塵事故のリスクも高く、訪問には十分な格好をしていくことをお勧めする!
いかがだっただろうか
今回は、【アリゾナ最恐】呪われたヴァルチャー・ゴールドマインに響くジミー・デイビスの叫び…について紹介した。
ヴァルチャー金鉱にいるジミー・デイビスの霊は、ただの都市伝説ではない。
夜空に消える「助けてくれ」という声は、生と死の境を彷徨う1人の人間の叫びそのもの…。
ゴールドラッシュ時代の栄光と惨状、そして悲劇がひしめく今。
ジミー・デイビスを忘れたままパワーハウスの陰で、再び機械に囚われているのだろうか?
それでは次回のお話で会おう。