スコットランド、ネス湖のほとり。
静かな湖畔に、一軒の古びた邸宅が建っている。
その名はボレスキン・ハウス…伝説的オカルティストと、伝説的ギタリストが住んだ屋敷である。
本記事では、この屋敷がなぜ「地獄への入り口」とまで呼ばれるようになったのかを調べてきた!
今回は、【怪奇の館】ボレスキン・ハウスとクロウリーの儀式の炎とは?について紹介しよう。
ボレスキン・ハウスとはどんな屋敷か
ボレスキン・ハウスが建てられたのは1760年のこと。
もともとは、アーチボルド・フレイザー大佐による狩猟用の別荘だったとされている。
ネス湖を見下ろす立地の、静かで美しい屋敷。
だがこの家の運命は、1899年にある人物がここを買い取ったことで大きく変わっていく。
アレイスター・クロウリーという住人
1899年、悪名高いオカルティスト、アレイスター・クロウリーがこの屋敷を購入した。
クロウリーは1899年から1913年にかけてこの屋敷に住み、複数の儀式魔術の実践をここで行っていたとされている。
その儀式の内容は、今なお細部までは明らかになっていない。
だが、この屋敷で行われていたとされる儀式にまつわる噂は、後の世まで語り継がれることになる。
こわくん10年以上も住んでたのか。ただの興味本位じゃ済まない期間だよな。
屋敷にまつわる怪談の中には、かつてこの地で首を切られた男の話がある。
今も廊下から首が転がる音が聞こえるという言い伝えも残っている。
クロウリー自身も、ここで行った儀式によって、自分は近隣住民から敵意を向けられていたと語っていたと伝えられていた。
屋敷の管理人や使用人が次々と辞めていったという話や、動物の異常な死が相次いだという噂も、後年になって広まっている。
真偽の定かでない話ばかりだが、この時期の逸話が積み重なったことで、屋敷には危険な場所というイメージが根づいていった。
未完に終わったアブラメリンの儀式?
クロウリーがこの屋敷を求めた理由のひとつが、アブラメリンの儀式を行うためだったといわれている。
これは15世紀の魔術書に記された、半年をかけて自らの守護天使と接触するという、極めて長期にわたる儀式だったという。
準備には禁欲と断酒が求められ、屋敷の周囲を悪霊から守るための結界を張る必要があったと伝えられている。
ところが、クロウリー自身の自伝によれば、この儀式は完成しなかったという。
結社の指導者からパリへ呼び戻され、儀式を中断せざるを得なかったというのだ。
クロウリーはのちに、このとき封じ切れなかった悪霊たちが屋敷に残されたと主張していたと伝えられている。
その後、屋敷では扉が勝手に閉まる、雪の上に蹄の跡が残る。
管理人に不幸が続くといった出来事が相次いだとされ、地元紙はこれをボレスキンの悪と呼んだと伝えられている。
かいちゃん儀式を途中で放り出したまま去ったっていうのが、一番怖い話だよな。
ジミー・ペイジが引き継いだ屋敷
時代は下り、1971年。
レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジがこの屋敷を購入した。
クロウリーの熱心な蒐集家としても知られていたペイジにとって、この屋敷はまさに特別な意味を持つ場所だったのだろう。
ただし、ペイジ自身がこの屋敷で長く生活したわけではなかったという。
信頼する知人たちに屋敷の管理を任せ、自身は距離を置いていたと伝えられている。
かいちゃん買ったのに、自分ではあまり住まなかったんだって。
こわくん単に多忙だったのかもしれないし、屋敷の空気そのものを避けていたのかもしれないよな。
ペイジは1991年にこの屋敷を手放している。
所有していた20年の間、屋敷は何度か管理人が入れ替わり、火災未満の小さなボヤも起きていたという話が地元では語られてきた。
二度の火災という因縁
屋敷は、その後も静かな運命をたどらなかった。
2015年12月、大規模な火災がこの屋敷を襲った。
そして復旧の途中だった2019年7月、再び火災が発生している。
短い期間に2度も炎に見舞われたという事実が、儀式にまつわる噂と結びつき、呪われた屋敷というイメージをさらに強めていった。
火災後、地元有志によるボレスキン・ハウス財団が設立され、伝統工芸と最新の保存技術を組み合わせた大規模な修復事業が進められることになった。
各部屋は、ジョージ王朝からヴィクトリア朝、一部ジェームズ1世様式まで、時代ごとに異なる内装で再現されているという。
その後、6年をかけた修復作業を経て、屋敷は2026年4月、260年の歴史で初めて一般公開されることになった。
ハイランドの文化を支えた邸宅として、ヴィクトリア朝の風景保護活動家として、そしてオカルティストとロックスターの住処として。
幾つもの顔を持ってきたこの屋敷が、これからは見学者を迎える場所として、新しい歴史を刻み始めている。
いかがだっただろうか
今回は、【怪奇の館】ボレスキン・ハウスとクロウリーの儀式の炎とは?について紹介した。
- オカルティズムに関する記述はあくまで歴史的事実の紹介である
- 特定の宗教・信仰への評価や誹謗はしない
- 怪談的な噂は未確認情報として扱う
魔術師とロックスターという異色の住人を経て、二度の火災を乗り越えたこの屋敷が、これからどんな歴史を重ねていくのか。
上記の点を心に留めながら、静かに見守っていきたい。
それでは次回のお話で会おう。
※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。当サイトはA8.net経由の楽天アフィリエイトプログラム等、成果報酬型の広告を利用しています。

