イタリア北部、水の都ヴェネツィアの近くに浮かぶ小さな島、ポヴェリア島。
この島は「世界で最も呪われた島」の一つとして語られている。

ペスト患者の隔離、そして精神病院。人の苦しみが重なった歴史が、怖い噂の下地になったと言われている。
現在は一般の立ち入りが禁止されており、島は静かに朽ちていくばかりだ。
本記事では、島の歴史と、ネットで広まった都市伝説の真偽を調べてきた!
今回は、【イタリア最恐】ポヴェリア島とは?ペストと精神病院の歴史が生んだ幽霊島の真相とは!?を紹介していこう。
ポヴェリア島とは?ペスト患者を隔離した島の歴史
ポヴェリア島は、ヴェネツィア本島とリド島のあいだにある、ラグーン(潟)の小さな島だ。
資料によると、1776年に島は保健行政の管轄下に入り、ヴェネツィアに出入りする船や人、荷物を検査する場所になった。
1793年にはペスト患者が出た2隻の船が見つかり、病人を一時的に隔離する施設として使われたという。
その後の隔離施設としての運用は19世紀初頭まで続き、1814年に閉鎖されたとする資料がある。
島の歴史はここから始まるんだワン!一緒に見ていくワン!
「10万人以上が死んだ」は本当なのか?
ネットでは「10万人以上」「16万人以上」が島で亡くなったという数字が出回っている。
しかし、これらは一次史料に基づく数字として確認できなかった。
犠牲者の数は資料ごとにバラバラで、確かな根拠のある数字ではない。
なお、隔離施設としての開始時期も、資料によって1403年説まであるなど食い違いが大きい。
- 1776年:島が保健行政の管轄になる
- 1793年:ペスト患者の隔離に使われた
- 犠牲者数:資料により異なり、確定していない
精神病院になった島と、囁かれる噂
1922年、島の既存の建物は精神疾患のある人々のための施設に転用された。
その後は療養施設などとしても使われ、1968年に閉鎖されたと伝えられている。
閉鎖後、島は無人のまま放置されている。
時計塔から身を投げた医師の伝説
最も有名なのが、患者に残酷な処置をした医師が、幽霊に追い詰められて鐘楼から身を投げたという話だ。
この話は史実として裏づける証拠が乏しく、後から誇張・創作されたものだという見方が強い。
「島の土壌に灰や遺骨が混じっている」といった噂も語られるが、ここでは噂として紹介するにとどめたい。
怖い話は、事実と噂を分けて読むのが大事だワン!
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現在のポヴェリア島は立ち入り禁止
現在、島への上陸は公式には禁止されている。
理由として挙げられているのは、老朽化した建物による安全上の問題だ。
2014年には、イタリア政府が島の99年間の賃借権を募集したことも報じられている。
作家や写真家が訪れた記録はあるものの、興味本位で近づくのは避けたい。
無断上陸は危ないワン!ルールを守って楽しむワン!
まとめ:ポヴェリア島の怖さは「歴史の重さ」にある
ポヴェリア島は、ペスト患者の隔離と精神病院という、人が追いやられた歴史を持つ島だ。
一方で、有名な幽霊の逸話の多くは、確かな史料のない噂の域を出ない。
だからこそ、島で実際に何があったのかに目を向けることが、供養にもなると思う。
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最後まで読んでくれてありがとうだワン!
