イタリア南部バジリカータ州、切り立った崖の上にそびえる廃墟都市クラコ。
住民全員が姿を消した、イタリア最大のゴーストタウンとして知られている。
本記事では、その歴史、心霊現象、現在の姿を詳しく調べてきた!
今回は、イタリアの廃墟都市クラコに残る悲劇と噂の正体とは?について紹介しよう。
クラコの歴史とは?
クラコは紀元前540年頃、ギリシャ人によって築かれた集落が起源だと伝えられている。
中世には城や教会、1276年設立の大学まで備えた要衝へと発展し、最盛期には2,500人ほどが暮らしていたという。
17世紀半ばにはペストの流行で多くの住民を失いながらも、クラコは長らく丘の上の町として存続し続けた。
しかし1963年の大規模な地滑りをきっかけに住民の避難が始まり、1972年の洪水、1980年のイルピニア地震が追い打ちをかけた。
かいちゃん地滑りに洪水に地震って、まるで町ごと呪われてるみたいな重なり方だね。
こわくんでも実際は、地質学的にもろい崖の上に建ってたことが根本の原因みたいなんだよね。
1980年までに、クラコは完全に無人の町となった。
クラコに残る噂と言い伝えとは?
現地では地質学的な理由がはっきりしているにもかかわらず、クラコにはいくつもの噂が語り継がれている。
以下、代表的な話をまとめた。
- 崩れかけた家々の間を歩くと、誰もいないはずの窓辺に人影が見えるという噂がある
- 風が建物の隙間を抜けるうめき声のような音を、住民の霊の声だと語る旅行者が後を絶たない
- 夜間にクラコへ立ち入った者が原因不明の胸騒ぎを感じ、途中で引き返したという体験談も伝わっている
- 住民が着の身着のまま町を去ったため、教会や民家に生活の痕跡がそのまま残されている場所もあるという
もっとも、これらの怪異は科学的に裏付けられたものではなく、朽ちていく建物のきしみと強風が生み出す錯覚だという見方が有力だ。
それでもクラコを訪れた人の多くが、言葉にできない胸騒ぎを語るのだという…。
映画のロケ地としてのクラコとは?
クラコの荒涼とした風景は、複数の映画のロケ地としても使われてきた。
メル・ギブソン監督の「パッション」をはじめ、007シリーズなど数々の作品がクラコの街並みを舞台に選んでいる。
- 現在のクラコは崩落の危険があるため、個人での自由な立ち入りは禁止されている
- 見学には現地のガイドツアーへの参加が必須で、指定されたルート以外は歩けない
荒廃した中世都市の姿をそのまま残すクラコは、ダークツーリズムの目的地としても世界中から旅行者を集めているのだ。
こわくん映画のロケ地になるくらい絵になる廃墟だから、余計に噂が広まりやすいのかもね。
なぜクラコはここまで語り継がれるのか
イタリアには古い廃村がいくつもあるが、なぜクラコだけがここまで有名な存在になったのか以下にまとめてみた!
- 町ごと丸ごと放棄されたという、他に類を見ないスケールの大きさ
- 地滑り・洪水・地震という複数の災害が重なった過酷な経緯
- 生活の痕跡がそのまま残された、時間が止まったような景観
- 数々の映画に採用されたことで世界的に知名度が上がったこと
上記の要素が重なり、クラコはイタリア最大のゴーストタウンとして語り継がれるに至ったのだ。
いかがだっただろうか
今回は、イタリアの廃墟都市クラコに残る悲劇と噂の正体とは?と噂を紹介した。
地質学的な理由で人々が去った町に、時とともに新しい物語が積み重なっていく。それがクラコという場所の不思議さなのだろう。
旅行で訪れる際は
- ガイドツアー以外での立ち入りは絶対に避けること
- 崩落の危険がある区画には近づかないこと
上記の行動を忘れないように心がけてほしい。
それでは次回のお話で会おう。

